【MRIニュースレター】企業の英文開示、いっそう強化へ!?
【MRIニュースレター】企業の英文開示、いっそう強化へ!?
※こちらにも同じ内容の動画を公開しております(約2分)
■有報の英文開示、促進!?
企業のIR資料の「英文開示」の要請が年々高まってきていますが、特に近年「有価証券報告書」(以後「有報」)が取り上げられる機会が増えてきています。
東証で公開されている英文開示の状況(※)によれば、プライム市場に上場している会社のうち「決算短信」「株主総会招集通知」の英文開示割合は全体の80%超だったのに対し、有報は15%程度と、現時点ではまだかなり低い状況のようです。
(※回答は任意であり、また全体の英文開示割合はもっと多い/少ない、とする報道もあります )
海外投資家に向けて、いっそう適時かつ十分な開示が意識される中、市場関係者・金融庁では、短信・招集通知に加えて、有報の英文開示を促す方向になっているようです。金融審議会・ディスクロージャーワーキング・グループの報告書(2022年6月)においても、英文開示の重要性に言及し、特に有報の英文開示を「期待」する旨、明記されています。
こうした流れから、2023年3月期のIRにおいては、有報の英文開示割合が飛躍的に高まる可能性があります。
■IR資料を英文化する際のポイントは ?
やはり「正確性」こそ最大のポイント!
・翻訳や数字、単位表記等の正確さはもちろん、
・「他の(これまでの)開示文書との表現の統一」に、注意を払いたい
…特に有報の場合、同様に金融商品取引法の規制を受ける「決算短信」と重複する部分が多いため、英語表現においても整合性が強く意識されるところがあります。
■メディア総合研究所では…
弊社ではこれまで、数多くのIR・ディスクロージャー文書の翻訳を手掛けてまいりましたが、過去あるいは同時期に作成した英語表現との統一性を損なうことのない訳文作成のため、翻訳支援ツールを全面的に採用しております。
一方、これから英文開示に着手される会社様・英文開示(表現)を一新するお考えの会社様に向けても、EDINETタクソノミ等、網羅すべき用語は翻訳支援ツールに格納した状態で、迅速・確実な対応を行える体制を設けております。
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